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File①

・「神を信じる者、神を信じた者どちらを優先的に考えるかが打算の始まりである。」

 

・「夢を見た。悪夢というべきおぞましい夢である。その夢を現実化して頭の中で繰り返して  

  みると顕在的に愛らしささえ感じて来るのは狂気のせいなのか。」

 

・「破壊はすべてを失うものである。混沌とした精神生活の中で破壊神は、絶対的な威力を

  持って感情をもとりこにしてしまう。現代社会の残物のように。」

 

・「庭に咲く草花はかわいくて優しいものである。不気味に笑う老人がたたずみ視点の定まら

  ないその笑顔の中には悪意に満ちた殺気さえ覚える。」

 

・「雨が降っている。頬をつたわる赤い涙のように悲哀とともにすべてを流し去るかのよう

  に。」

 

・「俗に言う、客観的評価は理性的で主観的評価は感性的だと…そういう思いからすれば理性

  的男性と感性的女性に表現が告示している。」

 

・「比喩的概念は絶対性の裏返しである。完全性を絶対性が食い物にしているのは理解できる

  が、想像的概念は不完全をだまし続けているようだ。」

 

・「友人に誘われて大きく広がる草原に足を運んだ。足許で揺れる草花が揺れている私達の散

  歩を歓迎しているかのようだ。」

 

・「言葉少なにうつむき加減の少女がいう。お兄さん私を見てどう思うの…。下心が見え隠れ

  する狡猾さが瞳からうかがわれるが確かに興味をそそるものだとも思える。」

 

・「空は満天の夜空。星達が輝いている。それと同じリズムで流れ星が走っていく。あぁ、天

  体の音楽だ。」

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